アニメ&キャラホビー日記

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劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-未来篇

 

 
TOHOシネマズ新宿が出来た影響も感じることなく新宿ピカデリーはめちゃくちゃ混んでいた。
新宿ピカデリーの初日は280人くらいが入る小屋が今回は満席。 今回は8割が20代から30代の野郎で女性が『過去編』よりも少くなくなっていた。
『過去篇』はひどかった。 ダイジェストだったし、劇場販売BDは誰でも買えるし、パンフレットを発売しないし、劇場で公開する意味なんて少しもなかった。 プロデューサーか宣伝担当の中に映画を知らないか映画を馬鹿にしているのがいたのは金と時間を使って楽しみにして観覧する側からすればとても迷惑でした。
宣伝担当はこんなものでもやらないと仕事をした気分にならないのか上司に仕事をしたと思わせたいのか分からんが、アドクルーザーって宣伝効果があるの?  見掛けたけどなんか走り過ぎ去っていくものだから意味がないような気がするのだけど。お客を増やすための手段には使えないと思った。

 
『未来篇』は『過去編』との話のつながりが悪く、 テレビシリーズとの話のつながりも悪かったのだけど、どちらかと言えばテレビシリーズの方がつながっていたかな。 テレビシリーズのラストから栗山未来の記憶がなくなったことだけを把握していれば『過去編』は観ない方が良い。 テレビシリーズの最終回だった川澄綾子と藤真弥勒の謎を『過去編』で入れなくてはいけなかったはずなのに入れなかったので『未来篇』と話がくっつかない。 栗山未来の記憶がなくなった所を最初にしっかり描いていれば『過去編』はいらなかったじゃん。一本の作品にすらなっているとは言い辛い出来だったんだから。
 
『過去編』は作品になっていたとも言い辛い出来だったが、 『未来篇』 なかなか負けていない。 全編新作ではあるし京都アニメーションだけあって作画は良かったのだけど、背景は館で見せるにはちょっとだけ弱かったかな。 音響はなかなか鳴らしていました。
 
で、話の後半、特にクライマックスがよく分からなかった。  秋人と栗山未来は後半で泣き過ぎていて観ていてしらけからイライラに変わりカルシウムがほしくなる。 栗山未来の回想に竹で刺殺されている女の人の横で叫んでいるもう一人の女の人が2回くらい出てきたのだけどこれが本編を観ている時は誰なのか分からなかったがパンフレットに書いてありました。 本編を観る前にパンフレットを読んでおけばよかった。
よく分からないうちにクライマックスもたいして盛り上がりを見せずにハッピーエンドで終わったのでした。 
  
石立太一監督はテレビアニメは上手くてもアニメ映画は下手。 花田十輝脚本もテレビアニメは上手くてもアニメ映画は下手。 今の所この二人はそうとしか言えない。 映画はダメだとしか言えません。
 
前評判でつまらないということを知った上で覚悟して観れば楽しめたかもしれないと思った。 帰りにぴあ初日満足度ランキングンのアンケートを取っている人に何点でしたかと聞かれたので考えるまでもなく口は勝手に10点と言っていた。